2011年1月アーカイブ

テネシー州スプリングヒルにあるゼネラル・モーターズのサターン新工場もまた労働者取り込み技法を使う予定です。


1985年に会社とUAWによって承認された契約の一部として、労働者は仕事のチームに入ってくる人の雇用も含めて車の生産に影響を与えるほとんどの事柄に発言権をもっています。


UAW役員はすべての計画・操業委員会に顔を出すことになるでしょう。


サターン工場の6000人の生産労働者は職長も時計もなしに働くことになります。


彼らの報酬の80パーセントは給与で残りはボーナスです。


その代わり、UAWは労働者をさまざまな仕事に就かせるという前例のない自由度を経営者に与えるという、労働ルール規制の大幅な緩和に同意しました。


UAW・サターン協定で打ち立てられた柔軟性と協力は数年前には考えられもしなかったでしょう。


多くの非組合工場は、さらに平等で参加の進んだ経営形態をとっています。


テネシー州スマーナの日産の小型トラック工場では、全従業員が同じ駐車場を使い、同じ食堂で食べ、同じレクリエーション施設や便益を利用しています。


会社がニ交替制の採用を決定したとき、労働者はどの時問帯が一番良いか尋ねられました。


大多数の人は午後9時30分に就業しようと決めたので、家族と夕食を共にできるし、朝食の時にも家にいることができました。


会社は皆の決定に応じたのです。

品質は格段に向上しました。


一工場で、欠陥が車1台当たり平均17ケ所から1ケ所以下に減っています。


保証期間中の修理は1980年から1984年までの間に40パーセントも減りました。


同期間中、6500人の自動車所有者の調査で、車の欠陥が55パーセント減少したことがわかっています。


効率の向上は生産性の急速な高まりをもたらしました。


協同経営方式を最初に採用したフォードの工場であるインジディナポリスのステアリング・ギア工場の生産性は1980年以来、年々8.5パーセント上昇しました。


UAWとフォードは、このような生産性の向上はその工場の既存の300の職を救済したこととこ00以上の職を創り出すのを助けたお陰だとしています。


従業員取り込みプログラムはまた、協力がすべての摩擦を取り除くものではないことも示しています。


1984年の契約交渉期間中、相当な緊張がフォードとUAWの間で表面化しました。


個別工場の管理者と地方労働組合はまだ互いに不満をもっており、多くの労働者もプログラムへの参加を拒否しています。


・・・・それにもかかわらず、また組合、会社、労働者個人はいつも何かしら問題をかかえながらも、このプログラムは競争力を保つために彼らがいっしょになって挑戦していく手だてを提供しているのです。